
【みやてぃの歌詞解説】 #3 JOEL CORRY “HEAD & HEART”
edited by みやてぃ
今流行りの気になる一曲の歌詞を解説する【みやてぃの歌詞解説】シリーズ三弾!
今回ご紹介するのはこちら!
Joel Corry(ジョエル・コリー) の”Head & Heart”(ヘッドアンドハート)です!
1.Joel Corryについて
Joel Corryは1989年イギリス・ロンドン生まれの男性シンガー/ DJ/ プロデューサーであり、同時にフィットネストレーナーやTVタレントでもあります。
ジョエルは13歳のときに趣味としてDJを始め、18歳のときにはプロのクラブDJとしてデビューしました。
大学を卒業した後、彼は長年夢見ていたMTV UKで働くことになりました。
その後2013年ころ、イギリスの大人気リアリティ・ショー「Geordie Shore」に共に出演していたSophie Kasaeiと付き合います。(2017年に別れを公表しています。)
Geordie Shoreを辞めた後、ジョエルは自分でパーソナルトレーニングビジネスを立ち上げます。
Joel Corry PTというオリジナルアプリもリリースしています。
2015年以降ジョエルは多数の曲をリリースしています。
女性シンガーHayley May(ヘイリー・メイ)をボーカルに迎え 2019年4月にリリースされた“Sorry”は、「一日で最もShazamされた曲」として歴代最高記録を作り、その検索回数はなんと41,000回を超えたといいます。
そんなJoelが初めてMNEKと共作したこの作品“Head & Heart”。
直訳すると「頭と心」ですよね。
歌詞自体はものすごくシンプルで、中学英語でも十分意味が捉えられると思います。
要するに好きな子ができた男の子が、その子を見るとドキドキしてしまって逃げ出したくもなるし、頭は「止めておけ!その場から逃げろ!」って言うんだけれど心は不思議とブンブンリズムにのって踊りだしちゃうんだ♪という、なんとも可愛らしいシンプルな内容なんです。
ミュージックビデオを見て頂いても分かるように、自分の中の二つの声を二分割画面で表しています。
実際は陰険で何をしてもパッとしないように見える人も、実は心の中では華やかな日々を空想していたり頭の中ではアップビートの曲が常に流れているようなハッピーな人かもしれません。
逆も然りですよね。
恋愛にしても 友人関係にしても 仕事上にしても、「こうしたい」と「こうすべき」が自分の中で争って悩んでしまう場面は多くあると思います。
そんな状況を頭に思い浮かべながらビデオを観て、歌詞を考察してみると面白いかもしれません。
3.Head & Heart 歌詞和訳
[Intro]
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
[Verse 1]
Oh my god, oh my god, this feeling’s just begun
Saying things I’ve never said, doing things I’ve never done
Oh my god, oh my god, when I see you I should run
But I’m frozen in motion and my head tells me to stop
(Tells me to stop)
あぁ なんてこった ふと芽生えたこんな感情
言ったこともないことを口にしたり、したこともないことをしてしまったりする
あぁ なんてこった 君と会うと逃げ出したくなる
でもおれは氷のように固まって 頭の中で「止めておけ」という声がする
[Pre-Chorus]
Feeling feelings I feel about us
Try to fight it, but it’s never enough
My heart is certain it’s more than a crush
‘Cause I’m frozen in motion and my head tells me to stop
おれたちについて おれが感じる感情を 感じている
戦おうとしても、とても足りないんだ
これはそんじょそこらの単なる好きという気持ち以上のものだ
だっておれは氷のように固まって頭の中で「止めておけ」という声がする
[Chorus]
But my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
‘Cause my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
でもおれの心は踊り出す
バンバン陽気なリズムに乗って
だっておれの心は踊り出すんだ
バンバン陽気なリズムに乗って
[Verse 2]
Oooh, oh my god, oh my god, can’t believe what I’ve become
I’m thinking things I shouldn’t think, singing songs I’ve never sung
Oh my god, oh my god, when I see you I should run
But I’m frozen in motion and my head tells me to stop
(Tells me to stop)
あーなんてこった おれがこんなやつになっただなんて信じられない
考えちゃいけないことばかり考えて、歌ったことのない唄ばかり歌うんだ
本当にどうしちゃったんだ 君に会うと逃げ出したくなる
でもおれは氷のように固まっちゃって 頭の中で「止めとけ」という声がする
[Pre-Chorus]
Feeling feelings I feel about us
Try to fight it, but it’s never enough (‘Cause my heart)
My heart is certain it’s more than a crush
‘Cause I’m frozen in motion and my head tells me to stop
おれたちについて おれが感じる感情を 感じている
戦おうとしても、とても足りないんだ
これはそんじょそこらの単なる好きという気持ち以上のものだ
だっておれは氷のように固まって頭の中で「止めておけ」という声がする
[Chorus]
But my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
‘Cause my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum (Mmm)
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
でもおれの心は踊り出す
バンバン陽気なリズムに乗って
だっておれの心は踊り出すんだ
バンバン陽気なリズムに乗って
[Bridge]
My head and my heart
My head and my heart
I can’t tell them apart
My head tells me to run, but I can’t
両手を空に向けて
おれの頭と心が
おれの理性と感情が
別のものなのかどうかも分からない
頭では「逃げ出せ」と聞こえるけど、出来ないんだ
[Chorus]
‘Cause my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum (Oh-oh-ooh)
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum
‘Cause my heart goes
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-dum (My heart goes)
Ba-ba-ba-dum ba-ba-dum ba-ba-da-dum (Oh-ooh)
だっておれの心は踊り出す
バンバン陽気なリズムに乗って
だっておれの心は踊り出すんだ
バンバン陽気なリズムに乗って
[Outro]
Oh my god, oh my god, this feeling’s just begun
Saying things I’ve never said, doing things I’ve never done
Oh my god, oh my god, when I see you I should run
But I’m frozen in motion and my head tells me to stop
But my heart goes
歌詞と併せてミュージックビデオもお楽しみいただけましたか?
『頭』という部位が支配するのは理性であったり「自分はこうあるべき」だというある種の規則みたいな部分ですよね。
それと裏腹に『心』が支配するのは感情であり、「自分はこうありたい、こうしたい」という願望や理想の部分じゃないでしょうか。
相反する二つの声が自分の中でせめぎあって、日々の行動や言動に現れますし、それが他人の目線から見える『自己』のような気がします。
「思考」と「行動」が必ずしもいつもリンクするわけではないので悩むこともありますが、その葛藤の中でもこのMVのようにハッピーに生きていきたいですよね。
それでは次回の歌詞解説でお会いしましょう!